離婚?続婚?家族のカタチの最適解
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1読者アンケート「離婚を考えたことがある」7割
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2子連れ離婚経験者が語る「後悔していない。でも…」
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3離婚後に子どもへのダメージを最小限にする共同養育
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4離婚によってかかるお金/長期的に必要なお金は?
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5穏やかな「凪(なぎ)婚」落とし穴と夫婦愛再燃コツ←今回はココ
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6荻野みどり 夫とのコンビ解消でも子育てチーム続行
新婚当初のようなラブラブ感はないけれど、相手への愛情はある。小さな不満はあるけれど、離婚を考えるほどの大きなケンカはめったにない。波風がなく落ち着いた、凪(なぎ)のような結婚生活は一見問題がなさそうです。でも……? 夫婦関係に詳しい離婚カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎ・はるみ)さんに、「まさに私、凪婚です!」という記者が直撃しました。
日経DUAL編集部(以下、――) 読者アンケートによれば、結婚している人のうち、凪婚生活を送る人が約4割と、最も多数を占めました(特集第1回の記事)。実は、わが家も凪婚なんです。結婚7年目で、新婚当初のようなラブラブ感はないけれど、なんとなく、このままでいいかな~って。
高草木陽光さん(以下、敬称略) 確かに、波風の立たない状況は心地いいですよね。ですが、自分がその状況に満足していても、相手が満足しているとは限りませんよ。
―― えっ、どういうことですか?
高草木 読者アンケートで「凪の状態をどうしたいか」と聞いた質問を見ると、「凪の状態を継続したい」と答えた人は33.2%にとどまっています。一方で、「暴風雨にしたい(離婚・別居)」が14.6%、「順風満帆にしたい(夫婦愛が復活)」が27.1%でした。この2つの回答を合わせると、40%を超えます。つまり、これだけの人が凪の継続を望んでおらず、何らかの不満を持っていると考えられます。
―― 確かに。凪が心地いいと思っていたのは、私だけ? 相手の不満に気づかない場合、どんな事態を招いてしまうんでしょうか。
高草木 夫婦それぞれに、はまりやすい落とし穴があるので注意が必要ですよ。それは……


凪婚の落とし穴には、どんなものがあるのでしょうか。そして夫婦愛を再燃させるコツとは? 次ページから詳しく紹介します!