ワーママ転職2022 新・成功戦略
転職活動は職務経歴書がキモになる
応募したい企業が見つかったなら、次は履歴書と職務経歴書を提出するプロセスに移ります。
履歴書は企業が応募者の大まかなプロフィルを確認するための書類で、職務経歴書は同じく企業が、応募者のこれまでの業務経験と仕事に生かせるスキルをじっくりと確認するための書類です。職務経歴書には大枠のフォーマットはあるものの、職種や業種によって自由度が高く、書き方のお作法はあるものの、これが共通というものはありません。
そして、キャリア志向のワーママが転職活動において、力を入れて取り組まなければならない提出書類が職務経歴書です。職務経歴書には、これまでに経験した職務内容やそれにより身に付いたスキル、さらにはキャリア観などについて、より具体的に書くことが求められます。
また、ワーママの場合は、これまでの職務経歴に加えて、産休・育休や短時間勤務経験の有無、現在の保育園や学童へのお迎え時間、希望するコアタイムといった、プライベートな内容にまで踏み込んで書く必要があると言います。
「書くのが義務ではありませんが、採用する側の企業としては知っておきたいこと。面接時や入社後にいきなり伝えるのではなく、職務経歴書の段階でしっかり伝えるほうが、誤解なく自分の状況を伝えることができますし、トラブルになりにくいです」(mogの転職サービス「ママリブラ」事業責任者の鈴木伸太朗さん)
「必須項目は、職務要約、職務経歴、資格、自己PRです。職務経歴書はビジネス文書に分類されるので、スマホではなく、パソコンで作成しましょう。A4用紙1~2枚、多くて3枚までにまとめるのがいいでしょう。だらだらと詳細に書くよりも、簡潔に分かりやすくまとめることが大事です」(鈴木さん)
パソコンで作成、A4用紙1~2枚が目安に
多くの職務経歴書の相談を受けたり、添削をしたりしてきたmogの鈴木さん、KEY ROLE代表取締役の兼吉ともこさんに、次のページから、職務経歴書にワーママが書くべきポイントを解説してもらいます。
