選り好みする子どもには単体煮物がちょうどいい
私の経験から言えば、子どもは肉じゃがや筑前煮のようにいろいろな素材が入っているものだと、好きな肉だけ選んで食べる、ということが多いですね。
「選りごのみして、残してしまう」というときには、じゃがいもはじゃがいもだけの単体で煮て、肉は焼き肉のたれで焼いて食べる、というふうに、別々に調理して食べてもいいかもしれません。
野菜の単品煮物は多めに作っておくと、3~4日は冷蔵庫で保存できるし、おかずの付け合わせにもさっと出すことができて便利です。
休日、家で過ごす時間ができたときは、煮物料理をする絶好のタイミング。旬の野菜に親しむ意味でも、野菜の煮物をどんどん食卓に登場させてくださいね。
たとえば今日はこんなメニュー
●ホクホクでおいしい単品煮物「カボチャの煮物」
(作り方)
カボチャ1/4カットは、一口大に切る。鍋に、水1カップ、砂糖大さじ1強、しょうゆ大さじ1弱を入れて混ぜ、カボチャの皮を下にして入れ、アルミホイルでフタをして終始中火から強火で煮る。汁気がなくなって煮上がったらすぐに器かバットに移す。
●ジャガイモ薄めカットで時短調理!「スピード肉じゃが」
(作り方)
1ジャガイモ2個は皮をむき、1cm幅の半月切りにして水にさらす。タマネギ1個は薄切りにし、牛小間切れ肉200gは大きければ食べやすい大きさに切る。
2フライパンにサラダ油を熱し、牛肉、タマネギ、ジャガイモの順に炒め、水1/2カップを加えて弱火の中火で5分蒸し煮する。調味料(砂糖、酒、みりん各大さじ1、しょうゆ大さじ2)を加え、アルミホイルで落としぶたをして強めの中火で汁気がなくなるまで6~7分煮る。
(取材・文・イラスト/柳本操)