●部分的に出る……何回も集まりがあるので、全部参加しなくても問題なさそうなもの(ex.PTAの会合やスポーツ大会・出し物などの練習)
日程の全部に行かなくても問題がないものもあります。たとえば、以前、PTAバレーボール大会の練習があったのですが、練習だけなら毎回出なくても大丈夫でした。
参加メンバーによって状況は変わってくるのかもしれませんが、こうした練習のための集まりは、1、2回出てみて判断するとよいと思います。
PTAの会合なども、平日夜など仕事に差し支えのないときに開かれる会合には出て、平日日中は、「自分は仕事があるから」ということで欠席しています(その分、家に持ち帰ってできるPTAの仕事は積極的に引き受けています)。
●パパと分担する
個人面談、保護者会、引き取り訓練と子どもの行事は多いものです。兄弟のいる家庭では、兄弟で日程が重なってしまうときもあります。そんなときママだけが担当するのは大変ですし、お父さんが参加するメリットは大きいのでぜひお願いしましょう。
●パパ以外の家族が出る……回数が多く誰が参加してもよいもの(ex.授業参観)
長男の小学校は授業参観がとても多いです。毎月1回の土曜授業の日はすべて参観日。また決められた1週間、いつでも見学してよい学校公開というものもあります。そのため、平日の授業参観はおじいちゃんおばあちゃんの都合のつく日に行ってもらい、私は土曜、それも都合のつくときだけ行っています。
●参加しない……子どもも参加する気がなく参加しなくても支障が出ないもの(ex.地域のお祭り)
どの学校でも独自のイベントがあります。長男の通う小学校にも、希望する児童が踊る地域のお祭りがありました。1年生のときは長男も踊りに参加し、私も観に行ったのですが、昨年は子どもが「疲れるからもう勘弁」ということで、親子共々参加しませんでした。
なお、園・学校行事については、1年間できる限り体験してみることをおすすめします。「これは出なくてもよいだろう」と思っていた行事にクラスのほとんどが出ていて、参加しなかった子どもが後で疎外感を味わっていたり、逆に、「これは皆が来ているだろう」と思った行事が閑散としていて、次回から出席しなくてもいいかなと感じたりすることがあります。そのため、園役員やPTA役員を卒業までに必ずやらなくてはいけないのなら、さっさとやってしまって、はじめの1年間は子どもの行事にみっちりつきあう年にしてしまうと、その後の判断がつきやすくなります。
<『「働くママ」の時間術』(著・馬場じむこ/日本実業出版社)から転載>