数年前から、果物や野菜などを低速回転ですり潰す「スロージューサー」が人気となっています。高速回転する刃で破砕するジューサーやミキサーなどと比べて食品が酸化しにくいことと、絞りかすを取り除いて純粋なジュースだけを楽しめることが人気の要因のようです。
DUAL世帯の読者の方々の中にも、興味を持たれている方は多いのではないでしょうか。駅構内などで販売されている生ジュースはおいしいけれど高いし、自宅でもっと手軽に作って飲みたいですよね。
低回転ですり潰してジュースを作る
私は自宅でよく料理をしており、小学生の娘もたまに手伝ってくれて一緒に作ったりしています。普通の高速回転する刃で食材を調理するミキサーは持っており、ケーキ作りやドレッシング作りなどで使っています。
すでにミキサーを持っている人は「ジュースはミキサーで作ればいいし、別の機器を置いたら邪魔になる」と思いますよね。私もその一人です。とはいえ、最近、従来のミキサーとは違うことをアピールした製品が出てきています。スロージューサーはここ数年話題ですし、それ以外にもテスコムが2013年6月に発売した「真空ジュースミキサー」や、スープを作れる「スープメーカー」なども気になるところです。
数千円で買えるミキサーではなく、これらの高額な(だいたい2万~3万円前後)調理家電を買うメリットはあるのでしょうか?
そこで今回は、まず「スロージューサー」を実際に使ってみて、その魅力やメリット・デメリットに迫っていきたいと思います。
シャープのスロージューサー第2弾モデル
今回紹介するのは、シャープが2013年4月に発売した「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B」(実勢価格2万9800円)です。
シャープが2013年4月に発売した「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B」(実勢価格2万9800円)
スクリューが毎分32回転の低速回転をしながら、ゆっくりと食材を押し潰す「低速圧縮絞り方式」を採用するもので、高速で食材をかき混ぜる「高速遠心分離方式」に比べてペクチンや葉酸、ポリフェノール、ビタミンCなどの残存量が多くなることが実証されているそうです。
早速使ってみることにしましょう。