【育児・家事の分担について】
「私が家計の半分以上を担っているのに、夫が家事や育児をたいしてせず、私の負担が重すぎたとき。その上、趣味の集まりなどに夫が出たとき、けんかに」(46歳/人材サービス/通訳翻訳業)

夫からクリスマスプレゼントが何もなかったとき。クリスマスのために手の込んだ料理を私が用意するのを夫も楽しみにしていた。食事を楽しく終えて『おいしかった』と喜んでくれたが、それ以上のことは何も起こらなかった。『えっ!何のプレゼントもないの』と、思わず夫に向かって叫んでしまったところ、夫は『君も働いている。こっちだけがプレゼントしなければならないのは、おかしい』と言い放った。
 この一言が胸に刺さり、『働かずに家にいてほしいのに、働くことを認めてやっている』という夫の本心が分かったような気がした。手間も費用もかけて料理を作ったが、夫は私に向かって『そんな恩着せがましい気持ちで作られた食事なら、忘年会に参加した方が良かった』とも言った。あれから10年経ったが、今でもときどき心が痛むことがある。子どもがいなかったら、あのとき別れる選択をした気がする」(46歳/公務員/専門職)

「私が家事をできないことに夫が腹を立てた。私も、いつも時間がなくて、ほとんど家事しない夫を指摘したところ、取っ組み合いのけんかになった。子どもが起きてきて、あまりの形相に泣き出すほどだった。同じ内容で、口論になることは月に数回ある」(39歳/情報処理・SI・ソフトウエア/経営企画)

「手羽元入りのおでんを出したら、『おでんに鶏肉なんて入れないだろ! マズイ!!』と、罵られた。好き嫌いの多い夫なので、ただでさえ献立には頭を悩ませているのに『マズイ』ととどめの一言を言われたので、翌日から子どもを連れて1泊2日のプチ家出をした。帰宅後も謝らなかったので、その日から1週間、夫の食事だけ用意しなかった」(41歳/飲食店・宿泊/一般事務)

「子どもが4歳になるころ、経済的な理由で私は仕事を始めた。心身共に疲れて帰ってきても私の家事の負担は全く減らず、ある日、号泣しながら『もう離婚したい!!』と叫んでしまった。
 夫は『自分だけが苦労してると思うな!』と最初は強気だったが、私が鬼のように怒ったのが初めてだったので、自分なりにできることを考えてくれた」(40歳/卸売・小売業・商業〈商社含む〉/一般事務)

娘の初節句の前日に夫が飲みに出かけて深酒をし、翌日は二日酔いでずっと寝ていたとき。娘のお祝いよりお酒を優先させたことにほとほと失望し、『娘をないがしろにする存在は、たとえ父親でも必要ない。娘は私が育てる』と離婚を提案したほど怒った。あのときほど自分が仕事を手放さなかったことを、最良の選択だったと思ったことはない」(29歳/人材サービス/企画・調査・マーケティング)