前回は栄養を損なわずに新鮮な生ジュースを楽しめるシャープの「ヘルシオ ジュースプレッソ」を紹介しました。繊維質を除くことでさらりとした生ジュースを味わえるのが魅力ですが、「ミキサーとして使えない」という点が残念なところでした。
前回の【低速回転の「スロージューサー」で父のジュース作り】はコチラ
そこで今回は、「ジュースミキサー+α」の機能を持つ調理家電、小泉成器の「ザ・スープ・シェフ ビタリエ」(実勢価格1万3000円前後)を紹介したいと思います。
小泉成器が2013年12月に発売した「ザ・スープ・シェフ ビタリエ」
前回紹介した「ヘルシオ ジュースプレッソ」はミキサー(フードプロセッサーを含む)機能を備えていないため、ミキサーを使いたい場合は別途ミキサー機器が必要になります。
「うちにあるミキサーも汚れてきたし、そろそろ買い替えたいな」という人、「キッチンが狭いから1台でいくつかの機能を持つミキサーが欲しい」という人には、ビタリエが向いているのではないかと思います。では、その実力はいかほどか、検証してみましょう。
ミキサーなのに加熱ができる!
ビタリエは、小泉成器が2013年12月に発売した全自動スープメーカーです。スープメーカーというのはここ数年で人気が出てきている調理家電で、一言で言うとミキサーにヒーターが付いたものです。食材をこまかく砕いたりジュースにしたりするのはもちろんのこと、加熱機能を使ってスープやポタージュ、おかゆなどを作れるという優れものです。
ビタリエは一般的なミキサーと同じ「フラッシュ」(スイッチをオンにしている間だけミキシングする機能)と、「低速」「高速」ミキサー機能を備えているほか、「スープ」「ポタージュ」「おかゆ」の3つの自動モードを備えています。
通常のミキサー機能のほか、「スープ」「ポタージュ」「おかゆ」の3つの自動モードを備えています
同梱されているレシピ集からメニューを選び、その材料を適当な大きさに切ってガラス容器に入れ、メニューに適した量の水と調味料やスープの素などを入れて自動モードのボタンを押すと、約30分後にスープやポタージュ、おかゆができるというものです。
本体サイズは幅220×奥行き150×高さ311mm。前回のヘルシオ ジュースプレッソに比べると設置面積は大きいですが、ヘルシオ ジュースプレッソの場合は周囲にジュースと絞りかすを受けるカップが必要になるので、それに比べるとコンパクトですね。
ミキサー機能は一般的なものと同等
早速、生ジュースを作ってみることにしましょう。