産育休中は住宅ローンを借りられないことがある
金融機関の審査はシビア。希望する金融機関で借りられないこともある
妻:ねえ、この子が生まれたことだし、そろそろ家を買うことも考えてみない?
夫:でも、今まで自由に使ってたから、そんなに貯金がないだろ?
妻:共働きなんだから、2人でローンを組んだらいいじゃない。わたしだって、産休・育休が終わったら仕事に戻るし、2人でローン返すなら余裕でしょ。
夫:そうだな。専業主婦の家庭なら俺だけの収入で子どもを育てて、ローンも返していくわけだから、それに比べたら何とかなるか。
妻:今ならわたしが家にいるし、復職する前に引っ越ししたほうが、2人とも仕事をしながら引っ越しするより楽じゃない?
夫:そうするか。今のうちに、どんな家がいいか探しといてよ。
妻:オッケー!
産・育休中に家を探し始める人は多い
まさに、DUAL世帯にありそうな会話ですね。
確かに、夫婦ともに正社員で安定した収入があれば、住宅ローンが借りやすいため、希望する物件を買える可能性が高くなります。
ところが、物件探しを始めたお二人は、営業担当者からこんなことを言われました。
営業担当者:ローンはご主人が借りられますか?
夫:いえ、二人でローンを組む予定です。妻も産休・育休が終わったら仕事に復帰するつもりなので。
営業担当者:…。
妻:何か?
営業担当者:金融機関によるので一概には言えませんが、産休中・育休中は住宅ローンを借りられない金融機関があります。そのため、希望する金融機関でローンを借りられないこともあるので、ご理解ください。
夫婦:え~!!!!
本当に復職するのか? シビアな目で見る金融機関
産休・育休中に、子どもの未来を考えてマイホームを検討する方は少なくありませんが、実は、金融機関のローン審査はシビアです。