時短勤務中、雑務ばかり与えられ、上司の前で泣きじゃくった
Aさん(3歳女児の育休中ママ、大企業勤務) 1度目の育休から復帰して時短制度を利用したところ、雑用中の雑用ばかり回されるようになってしまいました。耐えかねて、上司の前で泣きじゃくったこともあります。その後、どうにかやりがいのある仕事をやらせてもらえるようになって、自分なりの成果は残したのですが人事評価にはつながらず……。面談では上司から『今はこの評価がギリギリだからね』と言われてしまいました。第2子を授かりましたが、育休明けの働き方に思い悩む毎日です。
DUAL編集部からのコメント 様々な取材を重ねていると、「時短を取るかどうか」ということを改めて自分に問いかけてみることの大事さを感じます。悲しいことですが、時短を利用した場合、時間当たりの生産性を上げてもなかなか評価につながらないのが、多くの企業における現状です。しかも時短を使っても、仕事の量は実はあまり変わらない場合が多い。それなのに一般的に給与はかなりカットされてしまいます。
また、一度時短制度を利用してしまうとフルタイムに戻るチャンスを逸してしまいがちであるという問題もあります。残業なしのフルタイム勤務に再び戻ることも含め、働き方や生活サイクルをいま一度検討してみることに突破口があるかもしれません。
育休復帰後、夫が単身赴任することに 1人で子どもを育てるのはやっぱり大変
Bさん(2歳の時短ママ、大企業勤務) お互いの親も電車で2時間以上かかる所に住んでいるので、これまではどうにか夫と2人で回してきました。そんな中、夫の関東圏への単身赴任が決定。週末には帰宅してくれるものの、目が回るような日々です。夫も同じ会社に勤めているので事情はよく分かります。夫の上司から「(夫のキャリアを考えると)今が大事なときだから」と言われて……。社内では初の「同居できない子持ち夫婦」です。
―― ほぼお一人でお子さんを育てながら働くというのは、本当に大変なことだと思います。地域のファミリーサポートや家事代行サービスなどをうまく使って、どうかお母さん自身が倒れないように! 「パートナーの単身赴任」や「長時間労働によって家を留守にしがち」という問題は、これからも引き続き取材していきます。