幅広い人との交流に便利なフェイスブック。使い方は人それぞれで、自分の投稿記事の共有範囲を「公開」にして誰でも見られるように設定している人もいれば、「友達」だけに限定している人もいる。子どもの顔写真や名前に関しては、ニックネームを使ったり、「娘」「息子」「長男」「次女」などと特定の名前を出さなかったり、そもそも、子どものことは一切書かないという人がいたりと、様々な人がいる。
手探りで使っているうちに、何となく今の使い方に落ち着いているという人は多いだろう。だが、『フェイスブックが危ない』の著者であり、日本IBMシニア・セキュリティ・アナリストである守屋英一さんは、「フェイスブックを使う目的を改めて考えてみてください」とアドバイスする。
「友達との連絡手段として使うのか、子どもの成長記録を残すために使うのか、それとも仕事や転職に役立てるためなのか。できるだけ目的をはっきりさせてください。そうすれば、おのずと自分の投稿記事の共有範囲が決まってきます」
例えば仕事のためなら、共有範囲を「公開」にしてプライベートな投稿は控え、仕事についての投稿をメインにする。友達との連絡手段や子どもの成長記録を残すためなら、共有範囲を「友達」に限定して、「友達も信頼できる人だけに絞ったほうが安全でしょう」
自分の使用目的に合わせて「共有範囲」を「公開」か「友達」に設定する