希望しない育休取得とはいえ、3年間の仕事のブランクがあっての職探しなると、不安もありました。35歳といえば社会的には何らかのキャリアやある程度のレベルのスキルは持っていると見なされます。産休に入った32歳とは年齢的に当然違った目で見られます。「自分にはそれがあるだろうか?」という不安でいっぱいになりました。
「もう世の中の役に立たないかも…」育休中にどんどん卑屈になっていく
タイプにもよるのでしょうが、私は産休・育休の3年間、どんどん卑屈になってしまいました。「自分はもう社会に貢献できないのかもしれない」「どこからも仕事の声が掛からないかもしれない」。周囲にも「復帰のタイミングを逃してしまい、やむをえず専業主婦になった」という人もいました。子育てによる充実感はあっても、育児だけに専念していると世の中から認められるという瞬間がほとんどなくなるのです。現在は育休中の面談を行う企業もあるようですが、私の勤務先からはほぼ放っておかれた感じでした。
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