情操教育に始まり、演技や歌唱、バレエなどさまざまなカリキュラム

 テアトルアカデミーのレッスンは、0歳~3歳の赤ちゃん部門と3歳以上で大きく形態が異なる。

 赤ちゃんの場合は、「親子の意思疎通がうまく図れるかどうかで仕事の状況が変わってくるので、親子遊びが中心」(浅井広報室長)。

テアトルアカデミー教務の川瀬華子さん
テアトルアカデミー教務の川瀬華子さん

「まだ話せない赤ちゃんでも、繰り返し見せて聞かせるうちに覚えていて、後になって思い出したかのように動き出すこともあるので、家でも同じ遊びをしてもらうことが多いんです」(テアトルアカデミー教務の川瀬華子さん)。

 こうした情操教育のほか、母子分離の練習、人見知りをなくす練習、人気教育番組に出るための練習もある。

 レッスンの頻度は3カ月に2回。「小さい子のクラスほど、子どものことをよくわかった先生が担当する」という。

 3歳になると、週1回2時間の育成レッスンが始まる。3歳~6歳の幼稚部では演技とジャズダンスが必修となり、ほかに歌唱、ボーカル、ミュージカル、リトミック、バレエなど選択制のレッスンがある(校舎により異なる)。小学生は演技のみ必修で、選択レッスンの幅がさらに広がる。

 次回は、ある日の年長クラスの演技レッスンを例に、実際に幼児が受けているレッスンの模様と、通わせているお母さん方の本音を聞いてみよう。

(取材・文/日高郁子 写真/大橋宏明)