クラゲと一緒に不思議の世界へ
チンアナゴ水槽のある「サンゴ礁ゾーン」から下の階の「東京大水槽」までを結ぶのが「クラゲ万華鏡トンネル」だ。全長50メートルのスロープに8つのクラゲ水槽を設置し、壁と天井に敷き詰められた5000枚の鏡を色鮮やかな光が照らす。心地よいアロマの香りと相まって異空間に迷い込んだような不思議な体験ができる。
昨年11月にはここでファッションショーを開催。ランウェイに変身したクラゲ万華鏡トンネルを土屋アンナらが歩いた
トンネルを抜けると、そこは小笠原諸島の海の世界。ここから約1000km離れた世界自然遺産・小笠原諸島の海を模した高さ6メートル、幅9メートルの「東京大水槽」だ。岩や照明にまでこだわり、近くて遠い小笠原の海を完全に再現している。
東京大水槽では「小笠原から実物大クジラがやってきた!」というプロジェクションマッピングを上映していた
ここまで来たらそろそろすみだ水族館を一周したことになる。またペンギンプール横のスロープを上ってもいいし、フォトスタジオで記念撮影をしてもいいし、チンアナゴやペンギンのオリジナルグッズを見つけるためにショップへ向かってもいい。カフェで一休みしたら、今度は下からクラゲ万華鏡トンネルを抜けてチンアナゴにあいさつしてもいい。
ショップで人気なのはチンアナゴの抱き枕。通常サイズは1728円(税込)とお買い得!
すみだ水族館は、来場者が自由にリラックスして楽しめるすてき空間だった。子育て家庭にも優しく、気軽にちょっとした非日常の世界を味わわせてくれる。週末にぜひ子どもと一緒に訪ねてみたい。
館内に置かれた椅子やテーブルからじっくりと魚を眺めることができる。子ども達も魚に夢中でいつもよりいい子になるかも?
(文/福村美由紀 写真/鈴木愛子)