子どもだけでの火の使用は厳禁! レンジだけに
DUAL編集部 小学校高学年になってくると、料理など、ガスで火を使うことをどうすべきか悩む家庭もあるようですが、台所回りとか家事の手伝いなどはどうでしたか?
片山 ウチの場合は火は使わせませんでしたね。小学生のうちは電子レンジだけでした。男の子1人なので基本的に料理はやらないし、せいぜいお湯を沸かすくらい。それも中学生になってからです。
川上 ウチも火は禁止にしていました。万が一、友達が来たときに火事にでもなったら怖い。子どもって最初はよくても放っておくとだんだんエスカレートすることもありますよね。やはりダメなものはダメと決めておかないと。「マンションだから何かあったらウチだけの問題じゃない。大変なことになるよ」と厳しく言い聞かせていました。
横山 ウチの場合は、お姉ちゃんより弟のほうが料理が好きなんですよ。今ではなんと、中1になった息子が味噌汁を作ってくれる(笑)。小5くらいまでは一人で火を使うのは禁止でしたが、小6あたりから私が横にいれば作るようになって。
一同 うわー、スゴい! 泣きそうになりますね(笑)。
横山 自分で作るのが楽しいみたいですね。
片山 ウチの息子も中学校の家庭科の授業で作るみたいで、「学校でシチュー作ったらおいしかったから、今度作るね」って言ってました。男の子でもそうやって料理に興味を持つようになったりする姿を見ていると、やっぱり小学生のうちはガスは使わせないようにしておいてもいいのかな、って今は思いますね。
盲点はコップ。友達にも出せるオシャレなプラスチック製カップは必須
川上桐子さん(仮名)(写真・左)
川上 あと、台所回りのことでヒヤッとしたのは、ガラスのコップを割られたときですね。まだウチの子が小4だったころ、私がいないときに友達を連れてきたようなんです。家のプラスチック製カップが子どもっぽくて恥ずかしかったのか、「大人用のグラスを割っちゃった」って電話がかかってきました。
キッチンで割ったと言うので「とにかくキッチンには入らないで」と伝えて、帰宅後に私が片付けました。自分達で片付けようとしてケガでもされたらと思うとヒヤッとしました。その後は、娘が喜んで使ってくれそうなオシャレなプラスチックのカップをいくつか買って、「これから友達が来たときはこれを使ってね」と言っておきました。
子どもはテレビはつけても、エアコンはつけない生き物(笑)
横山 そういう細かい部分で言いますとエアコンもそうですよね。よく冬場に帰ってくるとエアコンつけないで寒い部屋にいたりするんです。寒かったり暑かったりしたらエアコンを入れなさいと毎回、手紙に書いておくんですけど、子どもって何かに熱中しちゃうと気にしないんですよね。
川上 確かに! 冬に帰ってきたらすごく寒い。「なんでエアコンつけなかったの?」と聞くと、「寒くなかった」って(笑)。
横山 寒いのにTシャツ1枚で過ごしていたりとかありますよね。それですぐに風邪を引くというところまでいかないにしても、意外と、そういう細かいことが一人で留守番させている間に起こるから注意しないといけないなあ、と。
「エアコンのスイッチはココだからね、帰ったらすぐにエアコンつけなさいね」とか、細かいことだけれど言っておかないといけない。でも、子どもは帰ってからすぐにテレビのスイッチは入れるけれども、エアコンのスイッチは忘れる(笑)。
だんだん成長するとともに「17時になったらお洗濯物を入れておいてね」とか、「お風呂のスイッチ入れておいてね」「炊飯器のスイッチ入れておいてね」など、少しずつおうちのこともやろうねって覚えさせながらできるようになっていきますよね。
―― 夏休みに学童ではお弁当持参ですが、卒所してしまうと、長期休みのお昼ごはんはどうしていましたか?