海外安全ホームページで情報収集、子どもも必ず旅行保険に加入を

 子連れで海外旅行をする際に、安全対策は欠かせません。外務省の海外安全ホームページには必ず目を通しておきましょう。国別に治安・犯罪の事例・タブーな習慣など注意すべきことが具体的に掲載されています。子連れは身軽に動けない分、スリや窃盗などにも狙われやすいもの。手口を知っているだけでも予防になります。

 また「医療事情」の記載について、特に感染症のリスクについては必ずチェックをしておくこと。予防接種が途中の子どもは免疫力が低いため、虫よけや服装などの予防策を講じる、状況によっては渡航先の見直しも検討が必要です。

バリ島で。海外ではけがや病気などのトラブルはつきものなので、海外旅行保険に加入するのが必須
バリ島で。海外ではけがや病気などのトラブルはつきものなので、海外旅行保険に加入するのが必須

 海外旅行保険は、クレジットカードに付帯の保険で済ませる人もいますが、一般カードでは子どもは対象外となるケースがほとんどです。外国では、子どものほうがけがや病気、誤って物を壊してしまうなどのリスクは高くなります。必ずお子様の分も忘れずに、海外旅行保険に加入するようにしましょう。

 わが家も、息子がバリ島のプールで軽い擦り傷を負ったのですが、水質が良くないということもあって化膿し、ひどくなってしまいました。ホテルのドクターに掛かりピンク色の飲み薬を処方されましたが良くならず、帰国後すぐに皮膚科へ。ピンクの薬を見て「これ本当に飲んだんですか?(中身がよく分からないけど)」と皮膚科の先生に言われたときには、内心ドキッとしましたが……抗生物質と塗り薬で2週間ほどで完治しました。海外旅行保険は、現地で掛かった費用はもちろん、こういった帰国後の通院費用等も補償対象となります。

※(参考)海外安全ホームページ(外務省)
http://www.anzen.mofa.go.jp/