幼児の指定席利用には乗車券も必要。夏休みは「ファミリー車両」も

 初めて幼児の指定席を取る時のこと。「幼児はもともと無料なのだから、指定席特急券だけの購入でいい(乗車券は不要)」と思っていたのですが……調べると、これは間違いであることが判明。実は幼児が無料なのは「一人で指定席を利用しない」ことが前提。指定席特急券を購入した時点で乗車券が必要になります。つまり幼児が指定席を利用する場合は、小児運賃(大人の半額)となるのです。車内改札で特急券だけを見せると、その場で乗車券を購入することに。勘違いをしやすいポイントなので注意しましょう。

 東海道新幹線を利用するなら、夏休みや年末年始に発売される、お子様連れ専用の「ファミリー車両」を利用すると、乳幼児連れの移動も快適です。1グループにプラス1席が用意されるため(例:ママと子ども〈1歳から12歳未満:有料〉なら、プラス1席で3席、ママと乳児〈1歳未満:無料〉なら、2席)、ベビーカーや荷物を置いたり、子どもが横になったりゆったり過ごせます。子どもが泣いてしまっても「お互いさま」なのも、子連れ専用車両ならでは。

ファミリー車両は、1グループにプラス1席が用意されるため快適に過ごせる
ファミリー車両は、1グループにプラス1席が用意されるため快適に過ごせる

 料金は時期により変動しますが、通常の切符よりも安く、特に子ども料金はお得。ただし1歳以上6歳未満の幼児も子ども料金が必要なこと、旅行商品なのでキャンセル料が早めにかかるなど制約もあるので注意して。わが家は息子が小学生になってから利用しましたが(それまではサービス自体が無かったのです)、小学生は料金的にも通常より安く、さらにプラス1席で広々と快適でした。