会場に入るとまずはチケットを手首に着けるバンドに替えてもらうのですが、今年からキッズ用もできたとのこと!(入場は小学生までは無料)

 子ども用バンド、これは助かります…! なぜなら、大人だけがバンドをもらうと絶対に「僕も着けたい~」とグズるから。ニコニコマークのバンドを着けてもらって、ついに入場となりました。

いざ、フジロック入場

野外フェスは自由に過ごせるのが特徴

 このエントランスを抜けると、広大な会場は大小8つのステージに分かれていて、各ステージ一日6組程度のアーティストが約40分~2時間のパフォーマンスで楽しませてくれます。夫婦二人だけで行っていたころは、ステージ間を行き来して、できるだけたくさん見る!聴く!と張り切って動いていたものですが、子連れ遊びの鉄則は“無理しない”です。目玉アーティストの登場も多いメーンステージ「GREEN STAGE」を拠点と決めて、シートを広げることにしました。

 屋内ライブと比較して、野外フェスが居心地がいいと感じるのは、オーディエンスが自由でいられることでしょう。ステージに近い前方のスペースはコアなファンや思い切り乗りたい若者達がすし詰めになりますが、後ろのほうは草の上にシートを敷いて、持参した折り畳み椅子に座ったり、寝転んだり。ここはビーチ?!と思うような緩やかな光景が広がっています。音が大き過ぎると感じたらいつでも移動できることも野外の利点です。

 私達親子も、観客スペース後方にまずはスペースを確保し、基本は「GREEN STAGE」でおなかがすいたら夫婦のどちらかが留守番をして、もう片方が食べ物やビールを調達してくるという過ごし方をしました。夫と子どもが屋台に並んでいる間に、私は椎名林檎さんのステージを堪能できたのですが、出産したと思えない美貌にくぎ付けになりました。