今回、入居前のマンション購入者を対象としたイベントは、単なる便利さの価値観にとらわれない新しい暮らし方の提案「Park HOMES Style 2015-16」の一環として開催されました。東京都調布市に建設中のマンション「パークホームズ調布桜堤通り」の購入者から希望を募り、会場もマンションのモデルルームを使用しました。こういった入居前のマンション購入者を対象にしたイベントは、非常に珍しい試みです。
イベントで語られたのは、新しい街で子どもを育てるパパ、そしてママが知っておいてほしい昔からの知識、そして自分達の子ども時代とは異なる新しい常識です。それでは、そこで行われた「講座」をのぞいてみましょう。
イベントでは新たな街に住む時に知っておいてほしい知識を学ぶ2つの講座が実施された。写真は地域安全マップ作成中のパパと子ども達
街の歴史を知ることで見えてくるものは……
最初の講座は「『調布』ってどんな街!?」。
子育てに積極的に参加するパパにとって「地元」を知ることは欠かせません。なぜなら、子どもがこれから生活し、成長していく街を深く知ることで、様々な知識や体験を得る機会を提供することができるからです。それはパパにとっても、会社以外のコミュニティを見つけるきっかけにつながります。そこで最初の講座では、街を知り尽くした地元の方に、街の歴史と見どころを紹介してもらいます。
今回講師をお願いしたのは、深大寺周辺でボランティアガイドとして活動している杉山典子さん。杉山さんはご主人が調布生まれ調布育ち、ご自身も調布に住んで35年という調布の大ベテラン。ご主人と同じ小学校を卒業したお嬢さんに、先日、お子さんが生まれたばかり。調布での子育てを終えた「大先輩」です。
杉山さんがまず語ったのは、はるか昔の旧石器時代にまでさかのぼる調布の歴史でした。
「調布はもともと古くから人が住んでいて、旧石器時代の遺跡も発掘されています。とにかく至るところから遺跡が発見されていて、小学校のあたりには『ここに遺跡がありました』という看板が立っているほど。皆さんがこれから暮らす調布には、はるか昔から人々が生活を営んでいたのです」
江戸時代、調布市は宿場町として栄えます。すでに深大寺もそのころから観光地として人気だったそうです。当時の様子を描いた資料を杉山さんが広げると、それを興味深そうにのぞき込む子どもの姿も見られました。