世界65か国以上で事業を展開するおくるみブランド
通気性が良い素材のモスリンコットン。大判の白地に柔らかな色で描かれた動物や花などのモチーフが散りばめられている。
2児のママとなった英キャサリン妃や、ジェシカ・アルバ、サラ・ジェシカ・パーカー、ナオミ・ワッツといったハリウッドのセレブママ達が好んで使うことで知られる「エイデンアンドアネイ」のおくるみ。報道写真やゴシップ写真で、腕に抱いた赤ちゃんをおくるみで包んだり、上からかけたりするスターの姿を目にすることは多い。
最近は日本でも、街行くベビーカーの多くにこのおくるみがくくりつけられているのを見かける。もし友人や身近な人が出産することになったら、お祝いにこのおくるみを渡せば間違いがないだろう。
アメリカで始まったエイデンアンドアネイは、今や世界65か国以上で事業を展開し急成長中だが、実はおくるみの商品化は2006年とその歴史は新しい。創業者はオーストラリア出身のレーガン モヤ・ジョーンズ。アメリカで出産した際に、オーストラリアで伝統的に使われてきたモスリン製の柔らかいおくるみが見つからなかったことが、会社設立のきっかけとなった。
そんな勢いある企業のトップでありながら、レーガンは12歳、10歳、8歳、5歳とこちらも成長盛りな4人の子どものママ。常人には想像もつかない両立生活だが、一体どのように実現しているのだろう。来日したレーガンにその秘訣を聞いてみた。
長女は中学校に、あとに続く3人は小学校に通う。ニューヨークでは学校の数に対して子どもの数が多く、教育料も高いのだとか