両立パパは家事負担「大」!? 妻にもっと負担してもらいたい、効率化したい

 では家庭での家事の分担についてはどうでしょう?

 「担当している家事はありますか?(複数可)」という質問ではその他の「お弁当作り」や「保育園の準備」などの回答を含め、約7割のパパに担当する家事があり、「家庭内で必要な事柄全て」という人も。

 担当する家事を行う頻度は「毎日」「ほぼ毎日」と答えたパパが多く、「皿洗い、毎日ゴミ出し、週4回洗濯、週4回部屋の掃除、週1回風呂の掃除、不定期洗濯物を畳む」など家事分担が多いとその頻度も変わってくる様子が伝わります。洗濯物を畳むのは「土日」と答えたパパからは「平日は帰ってきた時には畳まれてしまっている」という、積極的な姿勢がありながら時間的にそうもいかないという悲哀も感じられます。

 さらに「担当している家事について、不満や改善したい点はありますか」という質問では「効率よくやっているので、不満はない」というさすが! な回答があった反面、「負担が多いので作業量を減らしたい」「省力化したい」「自分の時間が取れない」「妻にもっと負担してもらいたい」「自分だけがやっているような気がしたので分担表を作成し点数を付けた結果、意外にもほぼ半々でしたが、たまには掃除をしてもらいたい」「人並み以上に家事をしていることをもう少し認めてほしい(感謝の気持ち)」という切実な思いを抱くパパの存在も見受けられました。

 またどの家事についても「効率化」を掲げるパパが多かったのですが、食事を担当する場合は「もっと手際よくやりたい」「食事を担当しているが、バリエーションを増やしたい」「自宅で自営業なので、仕事の間隙を縫って食事の支度をするのは毎日大変。料理のスピードも上げていきたい。日々精進です」など、さらに高みを目指す傾向がみられました。

 また「金で解決したい」「もっとオートメーションにしたい」「子どもの着替えが多いので畳むのに時間がかかる。自動化したい」など、究極の効率化を求める声も。そこまではかなわずとも、食器洗浄機やお掃除ロボットの購入を検討する家庭も多いようです。毎日やっていると特に、「仕事が忙しい時など、平日たまにさぼりたくなります」というのは、共働きの夫婦ならパパもママも変わらないのではないでしょうか。