夜遅くまで預かってくれて、働く母の強い味方だった保育園。そこを出た途端に、目の前に高く立ちはだかる「少1の壁」(「先手の民間学童選びで小1の壁も怖くない!」を参照)。先生との直接のつながりも減り、子どもの日常の様子がなかなか伝わってこない一方で、勉強や友人関係、生活習慣など環境が一気に変わり親も子どもも戸惑う時期だ。さらに学校が終わった後、子どもたちが安心して時間を過ごせる学童は、「学校に近い」「安いから」という理由だけで決めてしまっていいのだろうか?
ただ時間を過ごす場所ではなく、貴重な放課後という時間で、公設学童では出来ない、民間ならではの「学び」「しつけ」を提供してくれて、子どもの知的好奇心と可能性を最大限に引き出してくれる「伸芽’Sクラブ学童」(「3年前から問合せ殺到!伸芽会の学童のヒミツ」を参照)に通会されている咲田 由梨さん(仮名)と、長男の達也(仮名)くんに、伸芽’Sクラブ学童を選んだ理由や、通い始めてからの達也くんの変化などについて聞いた。
ダブル送迎と宿題指導、子どもに寄り添ってくれる学童
――最近は、公設、民間含め多くの学童がありますが、咲田さんが達也くんのために民間学童の伸芽’Sクラブ学童を選んだのはなぜですか?
由梨さん 今、達也は私立の小学校に通っています。保育園でのいじめがひどかったからです。二人とても強いいじめっ子がいて、達也だけでなく多くの子が被害を受けていました。そのため、安定した教育環境で大学までエスカレーター式の私立に入れましたが、大学までのエスカレーター式だからといって学力は落としたくない、でもいろんな体験をさせてくれるところがいいと思っていました。それに、小学生一人の通学もとても心配だったので、学校から学童、学童から家とダブルで送迎してくれる伸芽’Sクラブ学童は本当に安心でした。
伸芽会の利倉 常高さん(託児局課長)。伸芽’Sクラブ学童の立ち上げから深く携わってきた
利倉さん 達也くんも最初は送迎付添いサービスを使っていましたが、もう最近は一人で通ってきてますよね?
由梨さん はい、1学期目は送迎を頼んでいましたが、徐々に同じ方向に通うお友達が見つかったりして一人で通うようになっています。帰りは送迎をお願いできるのは、とても助かります。
――週5日通わせているのですか?
由梨さん いえ、月、水、金の3日です。それ以外の日は、おばあちゃんのお世話になっています。
――公設の学童も考えましたか?
由梨さん はい。公設も民間もいろいろ調べました。でも、公設の学童に通っているお友達のお母さんに聞くと、学童の先生と保護者のコミュニケーションがほとんどなかったり、宿題はやってこなかったりでとても困ると言っていました。疲れて家に帰ってから宿題をやらせるのは、とても大変ですよね。伸芽’Sクラブ学童は、きちんと宿題を見てくれるので、私も仕事から帰ってきた後に一緒にゆっくりできるゆとりができるんです。クイズ番組やニュース番組を見ながら二人で話をして楽しめる時間ができたことがうれしいですね。
利倉さん 達也くん、君はどんな番組が好きなの?
達也くん ニュースのクイズとか歴史のテレビが好き。クイズはお母さんと一緒に答えを考えながら見るのが楽しいです。
由梨さん ニュースも見ながら、起こっている事件について一緒に話すんです。どうしてこういう事件が起きたのかな、とか。
達也くん ここ(伸芽’Sクラブ学童)でも、ニュースで分からないことを聞くと先生が教えてくれるんだ。
利倉さん 時事ネタには、よく授業などでも触れたりしますね。テストのための暗記ではないのですが、子どもたちは社会で起こっていることに敏感です。何が起こっているのか説明することもあります。ラグビーの五郎丸選手など、先生たちはいろんな時事ネタに触れて、子どもたちの関心を高める仕掛けをしているんですよ。