格言 家族に不評な「男の料理」ではなく「パパ料理」をすべし!
滝村雅晴さん パパ料理研究家/株式会社ビストロパパ代表取締役/日本パパ料理協会会長飯士/内閣府食育推進会議・専門委員/大正大学客員教授。パパ料理・親子料理で、家族の食育・共食と健康作り、ワークライフバランスを広める、日本で唯一の料理研究家">
滝村雅晴さん パパ料理研究家/株式会社ビストロパパ代表取締役/日本パパ料理協会会長飯士/内閣府食育推進会議・専門委員/大正大学客員教授。パパ料理・親子料理で、家族の食育・共食と健康作り、ワークライフバランスを広める、日本で唯一の料理研究家
料理といえば、色々な種類がある家事の中で、唯一と言っていいほどゼロからイチを作り出すクリエーティブな作業といわれるもので、おおむね男性にも向いていると思われがち。実際に「週末の料理くらいはする」というパパの話も聞きます。しかしながら、アンケートの中のママ達の不満には料理に関するものがたくさんあり、「パパに期待する家事」で1位でありながら、同時に「パパが苦手な家事」でも1位になっています。この現状を打破するために、日本で随一の「パパ料理」の研究家であり、日本パパ料理協会の会長飯士である滝村雅晴さんにお話を聞きました。
「自分が食べたいものを、自分の食べたいタイミングで作る。そして食べたら後はほったらかし。これが家族に不評な“男の料理”の典型です。一方で“パパ料理”は、家族が食べたいものを、家族がおなかをすかせたときに作る。そして後片付けまできっちり済ませます。要は、自分軸ではなく、家族軸で作る料理で、大事なのは家族がおなかをすかせたことに気づくということです」
実際にこれを象徴するような不満もアンケートの中には見受けられました。
料理は少なくとも1日3回、お昼は外だとしても2回は回ってくる身近な問題だからこそママ達から重要視されるのかもしれません。また、上記の不満にもあるように材料の面でも、家計を無視した高いものや在庫をチェックしないことで、料理の味や質でいくら頑張っても帳消しにしてしまうような副産物的な不満を生んでしまうこともあるのです。