リラックスできる「自分の時間」を持つ
【ワーク④】
好きなことややりたいことで、できていないことはありますか?
自分がリラックスできる時間や「プチハッピー」は、日常にありますか?
例えば……ゆっくりコーヒーや紅茶をいれて飲む、甘いものやお酒を少々たしなむ、週末はお風呂に一人で入る、ゆっくり読書や音楽鑑賞、好きなテレビを観る……など、夫婦それぞれが意識して「自分達にとってハッピーなこと」を生活に取り入れましょう。
「自分一人の時間」にできることはありますか?
例えば……仕事があるウイークデーのランチは、ゆっくりごはんが食べられる、通勤時間は読書に集中できる、月1回土曜には、子どもを預けておしゃれをして夫婦で出かけるなど。どうしても、子育て期は子どもとべったりになりがちです。子どもと離れている時間には、「自分」を大切にしましょう。意識的に、夫婦の時間をつくることもすてきですね。それが家庭円満の秘訣だったりします。
親の「一人時間」は、子どもにとってもいい影響があります。
子どもは、お友達や先生などの他者と触れ合うことで、社会的にも成長できますし、親だけでは与えられない幅広い経験ができます。子どもに申し訳ないと思う必要はありません。親自身も自分の時間が充実する分、子どもと一緒にいる時間をより大切にするようになります。
子育ての味方を増やし、「家族」というチームを強化
家族全員の生活が大きく変わる4月。大変ですが、親として家族として、成長できるチャンスでもあります。新しい園や小学校の先生とも信頼関係が築けるようにしていきましょう。
わが子をきちんと見てもらうためにも、連絡ノートは少し丁寧に書くことを、講演会などではアドバイスしています。私自身、「いつも元気に挨拶をしてくださってうれしいです」「先生の笑顔に救われました」と言ってくださる保護者に恵まれました。
保護者からそんな言葉をかけてもらえると、先生達もより頑張りたくなります。こうして、子育てを支えてくれる味方を増やし、子どもを取り巻く「チーム」を作っていきます。仕事上でもチームで働く経験を積んできたデュアラー世代には得意分野だと思います。
環境が変わったら、いきなりアクセルを踏まずに、最初は平常運転で試していくことも重要です。
夫婦で生活の変化とそれに対する対処法を先に想定しておき、周りを見る心のゆとりを少しでも持てるように心がけましょう。