タカとも接近!? 帯広市郊外の森に囲まれた、のんびりとした動物園
おびひろ動物園で見られるアジアゾウのナナ。北海道でゾウが見られるのはここだけだ(撮影/森由民)
道内で唯一ゾウ(アジアゾウ)が見られる「おびひろ動物園」。北海道帯広市の郊外、緑ヶ丘公園にあり、動物達とふれあえる「ちびっこふぁーむ」や、ハリスホークのフリーフライトが行われています。
「コンパクトに構成された園内で、それほどアップダウンも多くないので、親子でマイペースに回ることができる動物園です。特におすすめなのが『ちびっこふぁーむ』で、モルモット、ヤギなどとふれあえます。愛称も付けられているのでそれぞれの特徴に注目しながら、名前で呼びかけてあげてみてください」(森さん)
おびひろ動物園の飼育スタッフも「『ちびっこファーム』のヤギはみんな名札を付けているので、ただ『ヤギさん』と呼ぶよりも、名前で呼ぶことで子どもも大人も親しみを持って動物に接することができます」と、ぜひ名前で呼んでほしいとのこと。
また、ふれあいの中でも「ただ触るだけでなく、どうしてあげたらモルモットさんは気持ちいいのかな? と問いかけるなど、子ども自身が動物に興味を持てるようにしてあげるといいでしょう」と森さん。“かわいいね”というだけでなく、各動物の特徴を子どもと一緒に考えながら接するのが良さそうです。
「ちびっこふぁーむ」でふれあい体験ができるヤギ(撮影/森由民)
「小学生向けには、タカの一種・ハリスホークのエブリーによるフリーフライトがおすすめ。迫力あるタカの動きを間近で観察することができます。フリーフライトではランダムながら来園者自身が、飛んでくるエブリーを腕に止まらせるといった経験ができることもあります」(森さん)
フライトから戻ってきて飼育員の腕に止まるハリスホークのエブリー(メス)(撮影/森由民)
フリーフライトは都合により休みになる場合があるので、開催日時はスポットガイド予定表やゲート掲示板などで確認しましょう。