工場見学で見た職人の技を実際に体験できる手づくり教室が人気
かまぼこ料理を多く扱ったレストランやショップの複合施設、かまぼこの里。そのエリア内に併設されている「かまぼこ博物館」は、その名の通りかまぼこにまつわることが学べる博物館です。
「職人の作業が見学できるエリアや体験教室があり、展示も館内の色々な所に『かまぼこ豆辞典』が隠れているなど、子ども達が楽しめる工夫が凝らされています」(学研キッズネット・船城さん)
工場見学の様子。職人の鮮やかな手さばきは必見
見学エリアで見られる、職人がかまぼこなどを手づくりで仕上げる作業は思わず大人も夢中に。体験教室ではかまぼことちくわを作ることができ、魚のすり身を板に盛り付ける「板付け」を実際に体験することもできます(要予約)。
「実際に板付けを行っている職人が、皆さんの体験をサポートします。この板付けがうまくできるまでは5年以上の修業が必要ですが、頑張って挑戦してみてください」(鈴廣かまぼこ 広報課)
「ちくわは焼きたてのアツアツがおいしいですよ。自分で作ったかまぼこやちくわを食べられる機会はなかなかないと思います。幼児などの場合、一人では難しい工程があるかもしれないので、お母さんやお父さんが手伝ってあげましょう。親と一緒に体験して、作ったものがおいしければきっと満足するはず」(船城さん)
「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」。板付け包丁と呼ばれる専用の道具を使うが、刃がなく手を切る心配はない
かまぼこはおみやげとして持ち帰ることもできます。また、体験教室の終了から完成までちくわは約20分、かまぼこは約70分の待ち時間がありますが、うれしいのはレストランやショップも併設されていること。博物館の展示をすべて見終えたら、買い物や食事をしながらゆっくり過ごすことができるのもポイントです。
手づくり体験教室は水曜日以外がかまぼことちくわ、水曜日はちくわの手づくり体験。事前の予約が必要なので注意しましょう。