パートナーと手をつないでみませんか?

 このごろ、街を歩いていると、40~50代で手をつないで歩いている人をよく見かけます。昔、老夫婦が手をつないで歩く台所用洗剤のCMがありましたよね。当時、小学生だった私は、夫婦が手をつないで散歩する仲むつまじい姿をうらやましく感じて、とてもすてきな記憶として残っています。

 いつも子どもを真ん中にして手をつないでいるのであれば、公園など子どもと手を離しても大丈夫な場所では、夫婦で手をつないでみましょう。

 このコラムでも、「間接的しつけが大事」といつも言っています。親が「ごめんね」と言っている姿を率先して見せる、手を洗う、部屋を片付ける、早く寝る、嫌な返事をしない、などなど。子どもをしつける前に、自分をしつけるほうがよほど大事。間接的しつけが子どもに影響を与える割合は8割、口で言うしつけは2割ですから、「みんなと仲良くするのよ!」よりも効果は抜群です。

 それに子ども達は、夫婦仲がいいのが一番うれしく感じるようです。

 親子でも怒ってばかりのときは、もしかしたら手をつなぐなどのスキンシップが足りないのかもしれません。子ども達の小さな手が少し成長して大きくなったと感じられる瞬間や、つないだ手のぬくもりは何とも言えないですね。私のように、何歳になっても手をつなぐ、あのCMのシチュエーションに憧れていた人も多いのでは? 恥ずかしさを捨てて、時には夫婦で手をつないでみませんか?