おすすめのホテルの条件、重視すべきポイント
体調が変わりやすい2歳以下の赤ちゃんとアクティブで新鮮な体験にも興味を持つ3~6歳の幼児では、ホテル選びの基準が異なってくるもの。
旅行ジャーナリストの村田和子さんは「0歳から2歳くらいの小さなお子さんは、特に、日常に近い環境を整えることが大切になります。旅先で負担がかかり過ぎないようにホテルで過ごす時間が多くなるので、少し宿にお金をかけてでも、ホテルの施設やロケーション、部屋の快適さなどにも、こだわりを持って選ぶといいですね」とアドバイス。
小さな子連れでアクティブに出歩けなくても、美しい夕日や海が見える眺望の美しい部屋でホテルステイを満喫
立地も重要ですが、にぎやかな街の中心部からは少し離れても、眺望のいいホテルや海沿いや高台に立っているホテルの美しい夕日や海が見えるすてきな部屋で、静かにのんびりと1日を過ごしたほうが快適な場合もあります。一方、3歳から小学生へと成長するにつれて、より行動範囲も広がり、移動に便利な立地が重要なポイントになってきます。
ホテルは1部屋に対して宿泊代が決まるルームチャージ制で、子どもの費用に関係するのは主にエクストラベッドの追加有無と食事。添い寝をする場合は、料金がかからないことが多いようです。
「シェラトン・ワイキキ・ホテル」「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」「フォーシーズンズ リゾート フアラライ」などのラグジュアリーホテルでは、18歳未満の子どもが保護者と同室で宿泊し常設ベッドを利用する場合、宿泊代が無料になるというサービスもあります。
個人旅行でホテルに直接申し込みをする場合、料金のかからない子どもの人数は伝えなくてもいいのでしょうか。
「費用の有無にかかわらず、『子どもの人数』と『年齢』は事前にホテルへ伝えておきましょう。法律で定員が決まっている場合もあり、ホテル側もあらかじめお子さんを迎える準備ができて、結果的にいいサービスが受けられます」と村田さん。ワイキキのホテルでは日本語が話せるコンシェルジュも多いのが心強いポイントです。
「ホテルに到着して部屋に入ったら、まず水回りと金庫に不都合がないかをチェック。もしも不都合があったら、ホテルと交渉してください。困っていることや助けてほしいことはその場でしっかりと伝えることで、すぐに解決することも多いですよ」
ラグジュアリーな内装とこまやかなサービスで快適に過ごせるホテルへの宿泊もとてもすてきですが、一方で最近注目を集めているのが「バケーションレンタル」を利用した滞在。コンドミニアムや一軒家などを丸ごと貸し切るスタイルで、子連れファミリーはもちろん、友人ファミリーとの旅行、祖父母を連れた旅などの際に、貸別荘感覚でのんびりと気ままに過ごせます。