保育士、保護者、社員のみんなで、理想の育児/仕事環境を作り上げていく
WithKidsプロジェクトのコアメンバー3人。左から、牛丸侑香里さん、谷口裕香さん、石関絵里さん
石関絵里さん:ワークスミルククラブは、妊娠・出産・子育てを長期的にサポートしていく制度としてできあがりました。社員みんながそれを理解しているから、今では妊娠を上司に報告すると、「いつ戻ってくるの?」と当たり前のように言われるようになっています。
牛丸侑香里さん:ワークスミルククラブは時短勤務など、子育てと仕事を両立しやすい制度です。実際、私も時短勤務中ですが、当社の評価制度は上司が部下を一方的に評価するだけでなく、一緒に仕事をしているメンバー同士がお互いに評価する多面評価を採用しています。積み上げ式ではなく、仕事のプロセスなどの行動が評価されるので、評価で不利になったことは全くありません。
「保育スタッフ、保護者、社員のみんなで、理想の育児環境とお仕事環境を作り上げてく」と語る谷口裕香さん
でも「それだけでは足りない、託児スペースを作ろう」というCEOの一声から、WithKidsプロジェクトが始まりました。ワークスミルククラブで女性の働きやすさを確保するための一定のサポートはできていますが、さらにもう一歩踏み込もうと。
現状ではどうしても、保育園や学童保育など、預け先の都合に合わせたワークスタイルになりがちです。送り迎えが必要なので、もっといっぱい働きたい、子どもと過ごす時間を増やしたいといった、柔軟な働き方には対応できないんですよね。
谷口裕香さん:「保育園に入れただけでもありがたい」と考えてしまうので、保育園に対しても要望が出しづらい。それは、保育スタッフも同じで、ますます労働環境が厳しくなる中、疲労困憊しています。これに対して、WithKidsは「みんなで作り上げる」というコンセプト。保育スタッフ、保護者、社員のみんなで、理想の育児環境とお仕事環境を作り上げていく。これはとても新しい託児サービスのあり方だと思っています。