大法まみ(おおのり・まみ) 整理収納アドバイザー1級認定講師。成城大学卒業。元々整理整頓下手であったことから、片付けられない人の気持ちが分かる整理収納アドバイザーとしてリアルで役立つ「誰にでも」「今日からすぐに」始められる整理学の確立と普及に尽力。一男一女の母。全国で講演などを行う。
「整理整頓ができるということは、必要なものをきちんと区別して分類ができるということ。それは、物事にきちんと優先順位がつけられるということです。大人も同じですが、物事も行動も優先順位がきちんとつけられることで、無駄な時間もなくなり、頭が整理できるようになります」と話すのは、整理収納アドバイザー1級認定講師の大法まみさん。
だからこそ、片付け上手な子は頭がいい子が多いという。
実際に、片付けができる=整理整頓ができる子は、成績がいいというリサーチ結果も出ている。大法さん達が行った小学生のお母さん達50人に聞いたアンケートでは、片付けが得意な小学生たちの多くが、勉強も得意だったそう。
ただし、頭がいい子が最初から片付けができるわけではもちろんない。一人できちんと片付けられるようになるのは、小学校高学年くらいだと大法さんは言う。そして、一人でできるようになるかは、親の声かけやサポートで大きく変わっていくそうだ。
では、大法さん直伝の“片付けができる頭が整理される子に育てる方法”を実践してみよう。
『頭がよくなる整理術 子どもを伸ばす片づけテクニック』(大法まみ著 主婦と生活社刊)より。グラフデザイン:川上範子