ビジネスを通じてより豊かな社会をという目標は変わらない
―― 今、色々と新規事業を開拓しているのは、使命感からですか。
白木 何かに挑戦するとか、新しい価値観を作るとか、ゼロから1を作り出すのが好きなんだと思います。自分に向いている、とも思います。去年くらいまですごく迷っていたのですが、一緒に会社をやっているHASUNAの役員が、「夏子さんは会社を1から2に、2から3にと大きくしていくことよりも、新しい価値観を作り出したり、10年後の世界を思い描いたり、ゼロから1を生み出す起業家気質があるから、そういうことをしているほうが楽しいんじゃない?」と言ってくれたんです。
私も、私の役割はそこにあるかなと思いました。そこで、日々の売上管理とか、会社を大きくしていくのはCOOとCFOに任せて、私は新しい未来を作るような仕事、というか、新しいビジネスを開拓していく、新しい世界を作っていくという仕事を今メインにしています。
今後は、40歳までに様々な会社の立ち上げに20社ほど関わりたいと思っているんです。私が目指しているのは、ビジネスを通じてより豊かな地球を実現することです。実はこの目標自体は、昔から変わっていません。ただ、今まではHASUNAだけで実現しようと考えていたんですけど、それをジュエリーの業界だけでなくもう少し広い分野で様々な形で実現できるといいなと思っているんです。
起業を志してから一貫して変わらない夢は「ビジネスを通じてより豊かな地球を実現すること」。白木さんの挑戦は続きます
(文/山田美紀<Integra Software Services> 写真/鈴木智哉 協力/Cafe ICHO)