父親が忙しいときには“パパ役”も買って出てくれる妻に感謝

―― 育児に関してはいかがですか?

駿河 僕が映画や舞台の仕事で忙しいときは、奥さんがパパ役も兼ねてくれて、キャンプに連れていってくれたり、すごく助かっています。僕が家にいられるときは、子ども達とたくさん遊ぶようにしています。

 しつけに関しては、基本的に“怖いパパ”ですよ。きっちり叱ります。息子の友達から見ても、怖いパパの部類に入るんじゃないかな(笑)。その代わり、遊ぶときは息子も友達もみんな一緒に全力で遊びますけどね。

―― 仕事と家事・育児の両立に励むDUAL読者に、何か励ましの言葉をかけるとしたら?

最初から理想の父親になんてなれるわけがない

駿河 諦めること、じゃないでしょうか。すべてを完璧にすることはないと思うんです。できないことは、できないままでいいと思う。無理をしないことが一番だと思います。僕も8年前に父親になったばかりなので、理想の父親になんてすぐになれるわけないと思うんですよ。理想は理想として持っていて、そこに近づくにはどうすればいいか、そう考えながらやっていけばいいと思います。

―― ありがとうございます。それでは最後に、『湯を沸かすほどの熱い愛』を通してのメッセージをお願いします。

駿河 家族の形には色々あって、愛にも色々あるけれど、家族に対する愛をどう表現するのか。普段から言葉にすることが大事で、伝えたいことをちゃんと伝えないとだめだということを教えてくれる映画です。りえさん演じる“おかあちゃん”の家族に対する深い愛情がしっかりと伝わってきますので、ぜひご覧ください。

『湯を沸かすほどの熱い愛』
10月29日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
配給:クロックワークス
公式サイト:http://atsui-ai.com/