勉強の締め切り時刻をホワイトボードに書く
親野智可等さん
前回まで、宿題や勉強をきちんとできるようになるための「合理的工夫」を紹介してきましたが、最後にもう一つ、スケジュール管理能力を高めるためにおすすめしたいツールを紹介したいと思います。それは、ホワイトボードです。
大きいサイズでなくても構いません。A4かB5サイズもあれば十分です。それくらいの小さいホワイトボードを買ってきて、勉強するときの3つのことを書いておくのです。
その3つとは、「勉強の締め切り時間」「やるべき勉強の内容」「勉強後のお楽しみ」です。例えば、「夕方5時45分まで」「プリント2枚と書き取り」「録画しておいたアニメのテレビ番組を見る」といった具合です。
このホワイトボードを子どもが見やすい場所に置いておきます。そうするとお楽しみのために、子どもはものすごく集中力が増すようになります。
大人だって締め切りがないと、いくらでもやるべきことを後に引き延ばしてしまいがちです。締め切りがあれば、頑張れます。これを「締め切り効果」といえるでしょう。
さて、ここまで小さいホワイトボードの使い方を紹介しましたが、もう一つ、幅が1メートルくらいの大きめのホワイトボードもスケジュール管理に役立ちます。それに今度は「家庭の時間割」を書くのです。