■人生100年時代に備えるライフプラン
第2部では、大和証券ラップコンサルティング部の勝浦由紀子さんからの講演「ネットで診断!今のライフプランで無理なく 人生100年時代に備えましょう」が行なわれました。

勝浦さん自身もデュアラーで、高2生の小3生の子育てママです。日々教育費がかかることを実感しているそうですが、人生100年時代は“資産寿命”について考える必要があると話します。
「平均余命という言葉がありますが、これは、生存確率が50%の年齢は何歳かという数字です。もし、その年齢までの資金計画を立てていると、半分の人は資金不足になってしまう恐れがあります。ですので、せめて生存確率20%くらいの年齢まで資産計画を立てておいた方が安心だと思います。万一それより前に人生を終えてしまったら、残った財産は子どもたちに残すという方法が、今の時代は合理的ではないでしょうか。
そう考えると、今60歳の平均余命で考えると、生存確率20%で見てみると、男性は91歳まで、女性は96歳まで。つまり、夫婦で95歳くらいまでの“資産寿命”を考える必要があります」(勝浦さん、以下同)
では、実際にお金を増やしていくにはどうしたらよいのでしょうか。銀行にお金を置いておけば増える時代もありましたが、今の普通預金の金利は0.001%ほど。大きく増やすにはどのくらい利回りが必要か、シミュレーションをしてみることに。
「お手持ちのスマートフォンやタブレットで、『何年後に』『これだけ貯めるには』『何パーセントで運用したらよいか』をシミュレーションしてみましょう。
GoogleやYahooで『ダイワファンドラップオンライン』と入れていただくと、大和証券のシミュレーションサイトに飛んでいただけます」

「最短1分お試し診断」から、「ライフプランニング」「資産運用プランニング」「リスク許容度診断」のうち、今回は「資産運用プランニング」を選択。
「『×年後に○万円貯めたい』というところを押すと診断が出てきます。『子供の教育資金』『退職後の生活資金』などの目的から選び、『何年後にいくら貯めたいか』を設定。例えば『10年後に500万円貯めたい』などと入力します。
その目標の達成に向けて、準備しているお金があればその金額を記入いただいて、『次へ』を押すとシミュレーション結果が出ます。
目標の金額が赤い線で、現在の資産プランニングが青い線でグラフが出たと思います。どれくらいで運用すればいいかが赤い斜めの線で出て、何パーセントで運用するかの目安がわかります。そして『運用スタイル提案』のボタンを押していただくと、どんな資産でどれくらいの割合で運用していったらいいかというご提案の円グラフが出ます」
大和証券では、約50~500パターンの中から、理想的な資産バランスを提案しているそう。自分の目的と資金計画にあわせて、日本株式が何パーセント、外国株式を何パーセントと考えるのは非常に難しいですが、このシミュレーションならあっという間に診断が出ます。