(3)自分で勝手に色々なことをしないで
「よそのおうち」は「自分のおうち」とは違うので、同じようにしてはいけません。一番大切なところです。
・勝手に冷蔵庫を開けない
・勝手にお菓子などを食べない
・勝手に物入れや引き出しを開けない
・勝手にいろいろなものに触らない
・勝手に他の部屋に入らない
これらは、「してはいけないこと」として、子どもに教えておきましょう。子どもに納得させるには、ただ「ダメ」というだけではなく、理由も一緒に説明することです。例えば
「おうちの中の引き出しの中には大切なものが入っているので、触られるとお母さんが困るの」
「○○ちゃんも、大切にしているものをお友達が勝手に使っていたら、どう思う?」
「だから、お友達のおうちでは、勝手にいろいろなものを触らないでね」
そして
「分からないときは、勝手に何かする前に、必ずおうちの人に聞こうね」
と、併せて伝えてください。
(4)帰る前には、お片付けしよう
「お友達のおうちでも、遊んだらお片付けして帰ろうね」
「お友達と一緒にお片付けしようね」
「遊んだおもちゃをどこにしまったらいいか、お友達に聞きましょう」
これも、家庭での片付けの習慣がついていないと、他の場所でもできません。子どもは、好奇心が旺盛で興味が次々移るので、片付けよりも次の行動に関心が向いてしまうのです。お片付けまでを「一つの遊び」と捉え、最後は「お片付け競争」などとゲーム化してもいいと思います。