プログラミングができると子どもの将来の選択肢が広がる
2020年には小学校でプログラミングが必修となるなど、漠然と重要だということは分かります。でも、子どもの将来に具体的にどう影響するのか、いまひとつイメージできない方も多いのではないでしょうか。
水野さんは「今までは世界を変えようと思ったら、大企業じゃないと難しい部分が多かった。でも今は、アイデアとツールがあれば、個人が世界を変えることもできる。そのツールとしてプログラミングは最強」だと言います。
亀田さんは、前職でプログラミングができることの優位性を目の当たりにしたといいます。
「『ロボットを踊らせる』というパフォーマンスをさせたいと思ったときに、誰に頼むかが問題になりました。振付師はたくさんいるけれど、相手はロボット。そんな中、振付師でプログラミングができる方がいたのです。彼は唯一ロボットにダンスをさせられる人として世界中を飛び回るようになりました。プログラミングができることで差別化となり、今までにない職業が誕生する。私も子どもがいるので、感じるところがありました」(亀田さん)
近い将来、子どもの65%が、今は存在しない職業に就く……という調査発表もありましたが、興味・関心に加えて、プログラミングができると、将来の選択肢がぐんと広がるというのが、亀田さんのお話からよく分かります。さらに、水野さんは今はチャンスだと言います。
「小学校で必修になったら、プログラミングは英語のように、できて当たり前の時代になります。今は過渡期。大人世代でプログラミングをできる人が少ないために、若手にチャンスがある。社会人になって、すぐに優位に立てる分野はそうそうありません」(水野さん)
プログラミングは、夢をかなえ、将来を生き抜くためのツールとなる