ミシンは家電!そう思えばなんとかなる!はず
30代前半のパパたちにとっては高校の必修科目でもあった「家庭科」。しかし、それ以来、ミシンを扱うことはほとんどなかったと思います。今回はそんな家庭科以来のミシンとの遭遇となりました。とはいえ、そもそも当時とはミシンそのものが変わりました。最近では今回使ったショップジャパンの「ヌエッタ」のように、コンパクトでコードレスという使い勝手がいいものもあるのです。まずはその進化に感動。
ショップジャパンの商品担当であり娘がいるパパでもある大熊賢二郎さんのリードで、お裁縫講座は進んでいきます。今回は、あらかじめ参加するパパから聞いておいた娘さんのサイズに合わせて、スカートを作るために生地を裁断しておいたので、あとは縫うだけでほぼ完成。なのですが、その前の準備に苦戦。どうやって糸を通していくかなんて全く覚えていません。大熊さんの指示を頼りに、恐る恐るスタンバイして電源をON! とここでパパたちはあることに気が付きます。
ミシンっていっても家電じゃないか!
お裁縫の道具だと思うと、パパにとってはなじみのないものですが、家電だと思うと、グッと身近なものになるのです。そうと分かれば、あとはいつもの家電を扱うように縫い進めていきます。準備に苦労したパパも、思いのほか縫うのはスムーズ。ゴムを通したらスカート完成、なんですが、またここでトラップ。お裁縫以上にやったことがないゴム通しにはまた苦戦しまくりです。通している途中でゴムが外れてしまったり、そもそも通す場所を狭く縫ってしまいなかなか通らなかったり。思いがけないことに足を取られながらもなんとかスカートを完成させました。
終わるころには、仕事では味わったことがない達成感と手応えをつかんだパパたち。自分が結んだポニーテールで、自分が縫ったスカートをはいて、自分がキレイにしたトイレに入っていく娘の姿を想像していたに違いありません。
ヘアアレンジもトイレ掃除もお裁縫も、ちゃんと学ぶチャンスは少ないもの。感覚よりも理屈でそのメソッドを理解して、きっとこれからも娘さんたちとすてきな時間を過ごしていくことでしょう。
そんなパパたちの中で、持ち前の器用さを発揮して誰よりも早く、スムーズにパパ家事を体得していたユージさん。スクールを終えた感想、そして、子育てで心がけていることについてのインタビューは次回!
(取材・文/杉山錠士 構成/日経DUAL編集部)