基本の塩麹の作り方(出来上がり 約460~510g)

●材料
米麹(自然栽培米・白米麹) 200g
水(ミネラルウォーター) 200~250g
 ※乾燥麹を使う場合は250~280g
塩(自然塩) 60g

●準備するもの
ボウル
ガラスびん(フタ付き)

【1】仕込み
1.ボウルに麹を入れ、手でよくもみほぐしてパラパラにする。

2.塩を加えて、麹と塩がなじむように、両手でもみ込みながらよく混ぜ合わせる。

3.ぎゅっと握って塊ができるくらいになったら、水を加えてさらに混ぜる。水量はヒタヒタより多めに。

4.煮沸消毒した保存容器(ガラスびん)に移す。

【2】発酵熟成
1.保存容器のフタを少し緩めて、常温で置いておく。
 ※全体が均一に熟成するように、1日1回よくかき混ぜる。常に水がヒタヒタの状態になるように、麹が水を吸って少なくなったらその分、水を足す。

2.暑い時期は約1週間、寒い時期なら約2週間すると、麹の芯がなくなり、とろっとしたおかゆのような状態になり、甘い香りがしてくる。味見をして、塩の角がとれてまろやかな甘塩の味になっていたら完成。

【3】保存
その後は冷蔵庫に入れて保存。約6カ月保存可能。

アレンジ塩麹の作り方

 3つとも、基本の塩麹にそれぞれの材料を混ぜ合わせ、小さいびん(フタ付き)に詰めれば完成です。

【にんにくハーブ塩麹】
●材料
基本の塩麹 100g
にんにく(みじん切り) 小さじ1~2
ドライハーブ(ローズマリー・タイムなど) 大さじ1
水(ミネラルウォーター) 大さじ1

【レモン塩麹】
●材料
基本の塩麹 100g
レモン(皮ごとみじん切り) 大さじ1

【ピリ辛塩麹】
●材料
基本の塩麹 100g
生姜(みじん切り) 大さじ1
唐辛子(小口切り・種を取る) 1/2本

濱島展枝(はましま・のぶえ)

くらしデザイナー。「たべるを真ん中に健やかなくらしをデザインする」をコンセプトに、『KURASHI DESIGN モリ乃ネ』を主宰。長年、グラフィックデザイナーとして様々なプロダクトやパッケージのデザインに携わってきた経験をもとに、日本の伝統的食文化である発酵食や保存食の素晴らしさを、より現代風に、スタイリッシュに届けることに力を注ぐ。
オーガニック料理ソムリエ、かんぶつマエストロ、発酵食スペシャリスト、ナチュラルシードマイスターなど多彩な資格による確かな食の知識で保存食・発酵食をガラスびんでつくる「五感で楽しむ♪びん×(de)Kitchen」や、季節ごとに色をテーマとした料理教室、丁寧なくらしをテーマとしたワークショップなどを展開、幅広い層から人気を集める。ホームページ http://www.kdmorinone.com

(取材・文/伯耆原良子 写真/吉澤咲子)