甘酒づくりは温度管理が肝心! 温度計を凝視する子どもたち
甘酒には大まかに、米麹を発酵させて作るノンアルコールのものと、酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えて加熱したアルコールが含まれたものとがあります。今回は子どもたちもおいしく飲める、前者の米麹を使った甘酒づくりに挑戦します。
甘酒作りは一見、手間がかかりそうに見えますが、ある道具を使えば実はとっても簡単。それは炊飯器です。市販のヨーグルトメーカーを使えば、もっと簡単に仕込むことができますが、今回はどのご家庭にもある炊飯器を使って、子どもたちと一緒に作っていきます。
材料は米麹とお湯のみで、いたってシンプル。まずは、お湯を沸かして温度を調整するところから、子どもたちに作業してもらいます。
「お湯の温度が大事になるから、温度を測ってくれるかな? 55~60℃になったら教えてね」と濱島さん。温度計を必死に見ながら、「ちょうど59℃になったよ!」と教えてくれました。
温度計で温度をマジマジと見る姿は、ちょっと理科の実験のようにも見えます
続いて、炊飯器のお釜に分量の麹を入れて、適温になったお湯をザザっと流し入れます。2人交互に、なんとも素晴らしいコンビネーション。温度が下がり過ぎないよう、素早く材料を入れることが大事なのですが、最初に温度の説明をしていたせいか、子どもたちはパパっと手際よく作業してくれました。
炊飯器があれば、簡単に甘酒作りが可能。こぼさないよう慎重に、でも素早く材料を入れてくれる子どもたち
あとはお釜を炊飯器にセットして、「保温モード」に設定。麹を発酵させて甘酒にしていくには、ここからちょっと工夫が必要なのです。