グローバル基準の子育て
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子育てで日米のギャップを感じることも
ときめくか、ときめかないかを軸に、何を手元に残すか判断する片づけ法を提唱してきた「こんまり」こと近藤麻理恵さん。著書の『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版、改訂版は河出書房新社)は世界でシリーズ累計1400万部を突破したほか、2015年には米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に、22年には自身の番組が米テレビ界で優れた作品に贈られるデイタイム・エミー賞に選ばれるなど、片づけコンサルタントとして国内外で活躍を続けています。
そんな近藤さんは、プライベートでは7歳、6歳、1歳の3人の子どもを育てるママ。第1子の出産後に拠点を移した米国で「夫と協力して、日々手探りでやってきました」と話します。
「米国では『違うことが当たり前』という雰囲気がありました。幼稚園で言えば、日本では当たり前の『挨拶するときに声を合わせる』『並ぶときはきちんと列を揃える』ということはなく、結構ラフに並んでいたり。子どもであっても個々の判断が求められることが多いので、自分達の育ってきた環境との違いに驚きました」
では、米国と日本のギャップに戸惑いつつも、近藤さんはどのような子育てを実践しているのでしょうか。「特段、何か変わったことをしているつもりはありません」と話す一方で、そこには子どもの自己肯定感を育み、自ら何か熱中できるものに取り組めるようにするために、自身や夫が受けてきた子育てや、米国での仕事をヒントに、子どもと向き合う姿がうかがえます。詳しく聞いていきましょう。

・家の片づけに興味を持ったのは5歳くらいから。両親は温かく見守ってくれた
・親から受け継いだのは、「やりたいことはやらせるが、○○も自由」とする子育て方針
・米国の職場で学んだ、子育てにも生かせるスキルとは?