幸せな結婚を夢みて励んだ婚活。しかし、なぜか歯車が狂いだし不発に終わってしまった―――。そんな苦い経験を持つ女性たちに登場してもらい、自らを振り返ってもらいます。彼女たちの失敗談には多くの学びが詰まっています。なぜか理想のパートナーに出会えない、自分らしい未来に進めていないと感じた方は必読です。
婚活に失敗した私が、学んだこと
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「マッチングアプリ疲れ」という言葉をよく耳にするようになりました。婚活する方法がたくさんある現代だからこそ、自分に合う選択肢を見つけられず、疲れを感じてしまうのかもしれません。42歳で婚活を始めて今のパートナーと出会えたIT企業で働く会社員の小林美穂さん(43歳)も、やみくもに恋人を求めていたときはうまくいかず、年齢に対して心ない言葉を浴びることもあったといいます。つらい経験や失敗を乗り越え、3カ月で婚活を成功させたコツを教えてもらいました。
人生で初めて一人で過ごすお正月「今のままじゃいかんと思った」
小林美穂さんが婚活をスタートしたのは、2022年1月上旬。年末年始に経験したある出来事がきっかけでした。
「今まで年末年始は、友人の誰かしらと過ごしていました。しかしその年は、家族やパートナーと過ごすから、とみんなから断られてしまいました。初めて一人だけで年越しを過ごすことになり、『このままじゃいかんな』と思いました。
実はこのときまで、結婚を意識することはあまりありませんでした。趣味で音楽活動をしたり、広報という職に就いていたりすることもあり、人との出会いは多い方だったんです。だから、わざわざ出会いの場に行く必要はないと考えていました。
それに、婚活の場にはモテない人が集まっていると思い込んでいたので、ためらう気持ちがありました。でも、一人でお正月を過ごしているときに、『そんなぜいたくなことを言える立場ではない』と気づき、『初詣 街コン』と検索して、ヒットしたイベントに行ってみることにしました」