「子育て中でも、仕事ができない人と思われたくない」「仕事の評価を落としたくない」と、小さな子どもを育てながらも、仕事で頑張りすぎてしまうママやパパは少なくありません。しかし、無理のし過ぎは禁物。仕事で一定の成果を出しつつも、子育てにもしっかり関わり、持続可能な働き方をするには、何をどう割り切り、どんなバランスで、どのように働くのがよいのでしょうか。事例や識者の取材、アンケート調査などを通じて、共働きママ・パパのキャリアの築き方の正解を探っていきます。

子育て中の「仕事の評価」向き合い方の正解は

 共働き子育て世帯にとって、悩みの種となりがちなのが子育てと仕事の両立です。時間の制約がある中で、子どもがいなかったころと同様の働き方をし、アウトプットの量も質も、以前のレベルを維持することは簡単ではありません。「このままでは仕事の評価が下がってしまうのではないか」「あの人は仕事ができない、と思われたくない」と上司や同僚の目が気になったり、「こんなアウトプットでは、誰よりも自分自身が納得できない」と、ふがいなさから自分を責めてしまったりすることもあるかもしれません

写真はイメージです
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 本特集では、そんな悩める働く親が、どのように他者や自分自身の評価に向き合うか、という点にフォーカスしつつ、育児期の働き方の最適解や、意識すべき時間の使い方などを探っていきます。まずは当事者たちのリアルな声を紹介します。(個人を特定できないように一部変更を加えている箇所もあります)