まさか?! 2人目不妊の道のり
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不妊治療はキャリア再構築のチャンスにも
ワーママにとって2人目不妊の治療のハードルの1つとなるのが仕事との両立です。子育てと仕事との両立だけでも大変な毎日にもかかわらず、ここに治療も加わるとなると両立は容易なことではありません。
「不妊治療と仕事との両立の大変さは、私も経験者なのでよく分かります。時に治療と仕事の両立がうまくいかなかったり、不妊治療のために全力で仕事ができない自分に焦ったりと、キャリアの岐路に立たされてしまう人もいると思います」と話すのはキャリア支援を手掛けるルポン コンサルティング代表で、キャリアコンサルタントの田所ゆかりさんです。
田所さんは、人工授精によって第1子を授かった後、2人目も体外受精を含む不妊治療を行った経験があります。
「2人目の治療は、中断した時期も含め計4年半挑戦しましたが、結果的に2人目は断念しました。私の場合は両立で悩んだというより、1人目の治療の頃からこの先のキャリアにモヤモヤを感じるようになりました。この時期に仕事に対する考え方をしっかり整理したことで、2人目の治療中に転職、そして起業と、自分が目指すキャリアへとシフトするきっかけになりました。不妊治療はキャリア再構築のチャンスでもあることを、ぜひ知っていただけたらと思います」
「治療と目先の仕事との両立はもちろん、30代から40代の子育て期・妊活期はキャリア移行期だからこそ、長期的なキャリア構築に対する目線もこの妊活期に意識して持ちたい」と田所さん。
会社には不妊治療について伝えるべきなのか、伝える場合は誰にどのように伝えればいいのか、仕事と治療のスケジュール調整のコツなど、仕事と不妊治療を両立するための具体策についても聞いていきます。
・「仕事」「育児」「治療」で頭がごちゃごちゃに。考え方を整理するには
・会社に治療のことを伝える場合は、どの順番で誰にどう報告すべき?
・「会社の対応がいまいち…」はキャリアにとってむしろチャンス
・「絶対に外せない仕事」は意外と少なく、交渉次第で何とかなることが多い。そのために普段から心掛けておくべきことは
・両立のための病院選びのポイント
