新春スペシャル対談「これが私たちの生きる道」
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1林真理子×勝間和代「私は日大理事長に向いてたと思う」
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2林×勝間 50代以降はお金をもらわない仕事を増やす
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3菊間千乃×奥本直子 「思い続ける」とある日道が開ける
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4ウェルビーイングを意識しない企業は変化に取り残される
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5折原みと×ひうらさとる 現役であるために変えないこと←今回はココ
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6折原みと×ひうらさとる「推し」「萌え」こそ大人に必要
少女漫画家として30年以上、第一線で創作を続ける折原みとさんとひうらさとるさん。ともに1980年代半ばにデビューし、同じ時代にキャリアを積み重ねてきたお二人が交流を始めたのは、意外にもほんの数年前だそう。今回は、湘南の高台にある折原さんの自宅にひうらさんが訪れ、作家として現役であり続けるために変えたこと、変えないことをテーマに漫画家ならではの視点で話してもらいました。
出会いはSNS 「漫画家の朝礼」が交流のきっかけ
編集部(以下、略) お二人の交流が始まったのは、ベテラン漫画家が集う「漫画家の朝礼」がきっかけと伺っています。トップ漫画家たちが朝から並んでいる様子を想像するだけで、興奮してしまいます! 一体どんな集まりなんですか?
折原みと(以下、折原) 「漫画家の朝礼」は、既に利用者が少ないであろう(笑)、音声SNSアプリの「Clubhouse(クラブハウス)」で行っています。Twitterでつながった漫画家で平日毎朝9時ぐらいに集合して、原稿の進捗や目標を報告し合っているんです。分かりやすく言うと、モチベーションを上げる会かな。なんだかんだでもう2年近くやっていますよね。
ひうらさとる(以下、ひうら) そうそう。「今日はネーム(漫画のコマ割りや構図のラフ)を1本終わらせる」とか「こんなシチュエーション萌えない?」とかね(笑)。漫画に使えそうなトピックを話すことも多いです。
―― 他にはどんな漫画家が参加しているのですか?
折原 うめさんや末次由紀さんなど、現役の作家9名ぐらいで開催しています。
ひうら 出られる人だけでOKなのですが、けっこう出席率は高いですよね。